ピーチ航空は荷物の事前申込みができる?予約チケットを無料で変更できる?

ピーチ航空
ピーチはLCC航空会社でも新規参入組の一部です。
機体はエアバスA320を使用しており、
カラーリングは、白とピンクとパープルの中間色のツートンカラーです。
パッと見れば「ピーチ」とわかる機体色です。
新規参入だけにやはり他と違う特色が無いと生き残れないことがわかっているだけにかなり、
異色な面も持ち合わせている様です。
ピーチの歴史
2010年に全日空とファーストイースタンインベストメントグループの間で、
格安航空会社に関する共同事業開始の基本合意を締結した事によって、
翌年2011年2月にA&F・Aviation株式会社として設立に至っています。
5月には「Peach・Aviation株式会社」に変更すると共に本社を関西空港に移転しています。
この移転と同時にブランド名「Peach」と機体デザインを発表もしています。この年には、
「関西国際空港」を第1ハブ空港としています。
Peachは就航3年後から黒字経営を目指す事を宣言する等、
かなりの意気込みを見せています。
その黒字宣言が社訓のように、初就航は関空-新千歳 関空-福岡の2方面でしたが、
それ以降は各地に就航個所を拡大していきます。
2012年の3月が初就航だったのですが、この月には新千歳・福岡の他に鹿児島・長崎と就航先を増やして行きます。
それと同時に国際線の計画も既に立ちあがっていたようで、
同じ月に関空-韓国の仁川空港域の登場予約も開始しています。
このPeach初の国際線としては韓国仁川線が就航しています。
+他のLCCとは違った動きがかなり目立っている印象を受けます。
7月には香港、10月には台北桃園に就航しています。
積極的に国際線の便数を増やして行く事で売上増額を狙う考えが見えてきます。
また関空-那覇を結ぶ便も就航しており関西から西側エリアに強い印象がPeachには見られます。
2013年度にも国際線では関空-釜山・那覇-桃園の便を就航させています。
また石垣島の市長からはPeach乗り入れを要請するなど積極的な動きもみられています。
順風満帆に見えたPeachですが2014年5月~10月まで、
機長不足による2088便を減便する等の対応を余儀なくされます。
かなりの売上への痛手と考えてもいいでしょう。
2016年の株主総会で当期純利益を3年連続だした事によって、負債を全て返済を達成しています。
2012年の初フライトからたった4年で黒字経営の軌道に乗せて来るのは、
LCC航空会社としては異例の早さです。
Peach自体の構想ではハブ空港から4~5時間圏内のフライトで行ける個所は就航するようですから、
東南アジア系を含む便がこれから就航していく事になるようです。
ピーチの特徴
ピーチ航空の特徴と言うと誰もが一番にあげられるのが、航空機の機体色ではないでしょうか、
エアバスA320に白とピンクと紫の中間色のツートンカラーを採用する事で、
一目瞭然のカラーリングです。
また機体色に関してはマルチクリエイターの内藤ルネさんを起用する等、
かなり積極的なデザイン性を採用しています。
また、ピーチはコラボをしての広告宣伝も派手に打ってきます。
こちらも内藤ルネデザインを採用していたり、
艦隊コレクションとコラボしたラッピング機体を採用したりしています。
以前はタレントの篠田麻里子さんの顔を機体に貼り付けた特別機体色を採用しており
「MARIKO JET」と言う愛称も付けられるほどになっていました。
ピーチのCA採用の際には年齢・性別・国籍などを問わないことから、
かなり個性的なCAが便に搭乗していたりする場合もあるようです。
当然ながら茶髪は当たり前と思っていてもいいでしょう。
また中には関西弁でのインフォメーションをするCAもいるようですから、
他の航空会社とは確実に何かが違うと言う事は言えます。
またピーチは会社全体のコンセプトに「空飛ぶ電車」と言うのがあって、
電車のように気軽に乗れる航空会社を目指しています。
それに対しての弊害?と言うのが最低限度のサービスと言う事になります。
電車に乗るのに飲み物をただで配ると言う事はありません。
その発想と言う事になります。
これは他のLCCと同様に最低限のサービスだけが保証されていることになります。
そうする事で、運賃も安く抑える事が出来る訳ですから、
サービスを期待される方は大手へ、
サービスいらないと言う方はピーチと言う考え方が成り立ちます。
その辺りが乗客のニーズを受けて搭乗率もかなり高めの様です。
ピーチは沖縄の那覇空港を第2ハブ化している事から、
那覇から国際線の離発着を視野に入れている事が考えられているので、
他のLCCや大手とは違った生き残り戦略をかなり持っている航空会社と言ってもいいでしょう。
ピーチを選んでいる理由
ピーチを選んで乗った方の理由が他のLCCと比べてあからさまに酷いの一言です。
スカイマークの口コミが一番酷いと思っていましたが、それ以上の酷さです。
ピーチに搭乗する方の多くが、運賃の安さから搭乗する事を選択しているのはわかります。
これは航空会社を選択するのはお客自信ですからピーチの選択肢はありと言えます。
では、ピーチのどんな所の評価が悪いのか?と言う事になります。
1.グランドスタッフの対応の悪さ
2.コールセンターと現場のグランドスタッフ内容がマッチしていない
3.CAの態度が酷過ぎる。
4.チケットの購買トラブル
5.遅延や欠航時の謝罪が一切ない
大体この5タイプに分類がされそうです。
CAの態度が酷過ぎると言うのは、どのLCCにも言える事だとは思います。
給料が安いだけにとは思いますが、CAの社員教育はピーチではなくANAの方で行っていると思ったのですが、
どうやらANAとピーチでは差別化されている感じがありそうですね。
一番酷評だったグランドスタッフの対応ですが、遅延は一切許さないと言うのが、多くの口コミで見られます。
中には5分遅れた程度で、搭乗できませんと言われた方も多くいるようです。
そうなるとチケット代は返還されませんからピーチまる儲けと言う事でトラブルに発展している様です。
コールセンターでは手荷物の大きさと重さOKと言われたが、
チェックインカウンターではじかれてしまい、搭乗出来なかったと言う方もいるようです。
コールセンターとのやり取りを説明しても取り扱ってもらえない等が多数あるようです。
ただ、ネットの口コミですから、当然話半分程度と思っていただいた方がいいとは思いますが、
ただ言える事は、誰もが運賃が安いから使用している事です。
安かろう悪かろうでは、サービス業は成立はしません。
チケットが安いから我慢している方も大勢いますし、
逆に安かったから現地では存分お金をかけられたと言う方も大勢います。
ピーチに関してはかなり一長一短があると思っていた方がいいかもしれませんね。
ピーチの手荷物制限が厳しすぎる?
LCC航空会社の手荷物制限が厳しいと一般的には言われています。
ではピーチも他のLCC同様に手荷物制限が厳しいのでしょうか?
ピーチには2つの運賃種類があって1つは格安な「ハッピーピーチ」と、
もう1つが特典が多い「ハッピーピーチプラス」です。
この2種類の運賃でも手荷物の制限がどうやら違いがあるようです。
受託手荷物
航空会社に荷物を預けるシステムですが、ピーチでは「ハッピーピーチ」
の運賃を使用している方は有料料金になっている様です。
旅行等の場合は当然手荷物以外にも、荷物がありますから有料となる事になります。
ハッピーピーチを利用する場合の受託手荷物はどうすればいいのか?
と言う事になりますよね。
1.当日空港カウンターで申し込む
自動チェックイン機で航空券を受け取ったら、そのまま、ピーチの手荷物カウンターで受託手荷物の申し込みをします。
ここで支払いが当然発生するのですが、支払いはクレジットカードのみで現金では受け付けてくれません。
また当日申し込む場合には、手数料が高くなってしまいます。
2.事前に申し込む
事前に申し込む方法が一番安く手荷物を預ける事が出来るようです。
インターネットで
https://book.flypeach.com/default.aspx?mb=l&langculture=ja-JP
に予約番号と氏名を入力するだけで受託手荷物の申し込みが出来ます。
但し、自動チェックイン機で航空券を受け取った後に手荷物を追加するには、
当日空港カウンターで申し込むと同様の扱いにされてしまいます。
インターネットでの受託手荷物申し込みは1時間前まで受け付けているので、
手荷物が増えてしまった場合には確認してから利用しましょう。
格安なハッピーピーチではなく特典多数のハッピーピーチプラスで運賃を購入する。
特典多数がどれだけ多いのかよくわかりませんが、
座席指定や日程変更が無料で行うわれるなどの様です。
その中に受託手荷物の料金も含まれています。
一応、受託手荷物は20㎏まで無料で預かってるようですが、
縦+横+奥行き=203cm以内のものに限ります。
この大きさは絶対厳守らしいですから、少しでも大きいとダメの様ですから注意が必要です。
それに、ハッピーピーチプラスだからと言っても、
20㎏を超えると超過料金を取られるようで2110円~3650円位掛かるようです。
かなり細かいのですが、32㎏を超えると、いくら大きさがクリアーしていても、
荷物を分ける必要があるらしく、20㎏と12㎏~の2つの荷物に分けて受託手荷物とした預ける必要があるようです。
2つ目の荷物は追加料金として1200円~約4000円位掛かるようです。
ピーチは受託荷物の個数制限はないのですが、1人100㎏までとなっている様です。
運賃問わず、機内に持ち込む手荷物にもかなりの制限があるようで、
手荷物の3辺の和が115cm以内でかつ、10㎏以内と決まっています。
手回り品と手荷物の2点のみ機内持ち込みが可能なのですが、
いくら小さい土産袋も手荷物1つと数えられてしまうらしいので、
手荷物の中に入れておくか、受託手荷物の中に入れる方法しかありません。
小さい土産嚢も認められないのは厳しい気もしますけど、ルールはルールですからね。
搭乗手続き時突然言われてもと言う事態を避けるために、
あらかじめピーチの荷物については知っておく方がいいようです。
ピーチで予約チケットを無料で変更できるのか?
ピーチで予約したにも関わらず、日程の変更を行う必要が出てきてしまう場合もあると思います。
LCCの場合にはチケット変更を行う場合には有料になってしまうケースが多いです。
ではピーチではどうなのでしょう?
ピーチには「ハッピーピーチ」と「ハッピーピーチプラス」の2種類のチケットがあるのですが、
無料で日程変更が出来るのが、「ハッピーピーチプラス」のチケットになります。
但し、「ハッピーピーチプラス」でも無料で日程を変更できるのは、
インターネットによる変更方法のみなのです。
空港カウンターやコネクトセンターで変更してしまうと
「ハッピーピーチプラス」でも有料になってしまうのです。
これは、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
当然ながら、変更した日のチケットの金額が自分が購入した額よりも安かった場合には差額はどうなるの?
と思う方もいると思いますが、
購入した時点で金額は確定しているので、差額の払い戻しはできません。
いつまで、無料で変更が出来るのか?
という疑問も出てくると思います。
ピーチでは予約変更は搭乗手続きの1時間前までなら可能です。
ハッピーピーチでチケットを購入した場合も変更は可能ですがその場合には、有料になってしまいます。
格安チケットな分、変更になれば変更料金が当然発生し、
かなりの変更料金を取られてしまう事になります。
インターネットで変更する場合は約3500円、
空港カウンターで変更する場合には約5000円位変更料金が掛かります。
また変更した便の金額が、当初予約していた日よりも高かった場合は差額を支払わなければなりません。
これはかなりの痛手となってしまいます。
日程が変更が掛かりそうな場合にはハッピーピーチプラスでチケットを購入して、
日程変更が絶対に掛からないと言う場合はハッピーピーチでチケット購入が安く
ピーチを利用できる方法になるのではないでしょうか。
まとめ
ピーチについて紹介してきました。
LCC航空ではかなりのやり手と言う感じの印象をうけますが、
搭乗した乗客の印象は最悪と言う、
売上と顧客満足度が一致しない状態がピーチの様です。
確かにチケットはかなり安く販売されている様ですが、変更方法がわかりにくかったり、
変更料金が高い等のトラブルも多く抱えている事は事実の様です。
ピーチだけではなく他のLCCも同じ事が言えるようですが、
格安の裏事情を知らない乗客側の理解度の低さもトラブルの発生要因の一因と考えてもいいのでしょう。
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