ジェットスターのCAの収入が厳しい?

ジェットスター
ジェットスターと言うと誰もが思いだすのが、
桐谷美玲さんをCMに起用いして「サイテー」を連発させていたCMではないでしょうか。
カンタス航空のグループに属しているジェットスタージャパンです。
大手航空会社グループだけに中身はどのようになっているのでしょうか?
ジェットスターの歴史
ジェットスターは2011年9月5日にカンタスグループ
・日本航空・三菱商事の出資で会社創設をしています。
東京センチュリーリースは2012年3月に三菱商事の持ち株を半分譲り受けて出資に参加しています。
2012年7月に成田-新千歳間・成田-福岡間で初就航しています。
2012年に初就航と言うことですから、基本的にはまだ5年目のLCC航空会社となります。
また、運航当初から成田空港を第一ハブ空港としており、2014年には関西国際空港を第二ハブ空港化。
2018年の春には中部国際空港を第三ハブ空港化を予定してます。
カンタス航空と日本航空が出資しているだけに、
LCC航空会社では国際空港の3拠点をハブ化しているのはジェットスターのみだけです。
関空を第二ハブ化を発表した事もあり2012年当初から成田・関空の2大拠点を中心に各地方空港に就航していきます。
就航してから2年3ヶ月で累計搭乗者数600万人を達成しており国内LCCでは最速の記録となっています。
また、2013年にはLCC航空会社では、初めての貨物輸送業務も開始しています。
2015年2月に関空-香港間を就航。国際線初就航となっています。
これを皮切りに香港・台北・マニラ・上海へと就航便を増やして行きます。
今後は2018年に中部国際空港のハブ化にともなって、
国内と国際線を増やして行く構想があるようです。
国際線に関しては、ハブ空港から4~5時間の飛行圏内の便の就航を増やして行く様です。
ここまで来ると、LCC航空会社ではありますが、
準大手なみの国際線の保有数になりそうです。
ジェットスターの特徴
ジェットスターの大きな特徴としては、親会社がカンタス航空と日本航空の大手航空会社と言う事です。
カンタス航空と日本航空が就航している国際空港をハブ空港としているのは
ジェットスターのみと言うのも大きな特徴です。
ただ、ハブ空港が国際空港と言う事だけに地方間での就航便が無いのもある意味、
LCCとしては特徴的な航空会社とも言えます。
また、就航当初から運航料金に関しては、
他社の運賃よりも10%下げる、最低価格保証を実施しています。
この最低価格保証をしている為なのか?ハブ空港が国際空港の為なのか?
累積搭乗者数600万人と700万人では最速で記録を達成しています。
マイレージに関してはカンタス航空と日本航空のマイレージは、
条件付きではありますが、マイレージの加算対象になっています。
この他の特徴としては2013年からLCC航空会社としては初めての貨物輸送も初めています。
成田発16便、関空発5便を運航していますが、
貨物輸送の体制が整い次第、各地方空港への就航も検討している様です。
ジェットスターを選んでいる理由
ジェットスターの口コミを見ていると、
ジェットスターを選んでいる理由が一番多いのが価格の安さが一番多いのではないでしょうか。
確かに10%割引の最低価格保証が付いているからだとは思います。
ただジェットスターを選んで乗ったにも関わらす、
対応の悪さが目立つ口コミも多いのも事実です。
トラブル?と言ってもいいくらいの対応すら伺えるグランドスタッフの対応の悪さが伺えます。
たまたま対応が悪いスタッフだった可能性も否定はできません。
口コミに関しては、どこのLCCでも同じ内容の事が書かれているので、
ジェットスターだけが悪いわけではないようです。
口コミは悪い事は書く方も多い傾向にあっていい事は書かない傾向も見えてきます。
ただ、実績としては600万人の搭乗者数や700万人搭乗者数を最速で達成しているので、
多くの方が再度利用していると考えていいでしょう。
二度と乗らないと言う口コミの方を除いても、
これだけ早く搭乗者を確保できるのは値段だけではないのも明らかだと思います。
口コミは話半分以下で見ておく必要はネットでは存在しますから、
そんな口コミを真に受けて、やっぱりそうだったと思ってしまう事もあるかもしれません。
LCCなのですから、使う側の態度や言葉使いでもジェットスター側の態度も変わってしまっている様です。
口を挟まない様で無口な方にはそれなりの対応になっているようなので、なんとも言えません。
気分良く飛行機に乗る為には、
グラントスタッフの対応で印象も変わってきそうです。
ジェットスターのCAの給料はいくらなのか?
まず、ジェットスターで驚く事は、通年でCAの募集をかけている事です。
本来であれば、新卒採用と既卒採用を分けていると思うのですが、
通年で募集している事は、常に欠員が出ているとも考えられます。
人材不足と言ったところなのでしょうか。
ジェットスター側の見解では新卒・既卒ともジェットスターの顔となる方を募集している節がかなりあるようです。
またこの通年に関して募集をかけている理由には、
ジェットスターのCAの年収も関係している様です。
ジェットスターのCAは1年~4年目までは契約社員と言う扱いの様です。
5年目で正社員に引き上げられる方式を採用している様です。
1年目のCAの年収が約250万円程度と言われています。
これが高いのか安いのかは本人の考え方次第という事になりますが、
一般的に見た場合には業務の割には給料は低い印象を受けます。
では正社員のCAの年収はと言うと約300万円程度といわれていますので、
こちらの場合は社会的保証が更に付くと考えると、
やっとこの金額で普通よりも低めと言った方がいいかもしれません。
このCAの年収から考えても、サービスでの再高級なおもてなしをするまでの金額では確かにありません。
これを知った上でまだCAの態度が悪いと言いきれるのか?
疑問にも思えてきます。
会社の顔的存在ではありますが、CAも人間ですからその辺りを考慮しても少しはいいのかもしれません。
あなたが、この年収でCAの仕事に就いた場合にどこまでできるのだろうか?
と考えてみてはいかがでしょう。
ジェットスターの過去のトラブル
一見ジェットスターには機体トラブル的な事が無さそうなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
ただ一歩間違えば大惨事的な機体トラブルがあったことは事実です。
2013年4月の大分空港で成田への折り返し便で地上スタッフが機体前方のタイヤに傾きがある事を発見。
その後整備士による点検で、タイヤを固定するホイール内部品が損傷していたと言う物です。
この地上スタッフがタイヤの傾きを発見していなければ、
成田空港に着陸時に前輪の車軸が折れていた可能性もあります。
そうした場合には大惨事になっていたかもしれないのです。
この他には、2015年6月には副操縦士が機内アナウンスをしている姿を機長が撮影して、
知人女性のLINEに送信していたことが発覚しています。
短時間とはいえ操縦に専念していない事が露呈してしまっています。
機長と副操縦士は1週間の乗務停止の処分をされています。
スカイマークでも同じ様な事があったと思いますが、
自動操縦に切り替わっているとはいえ、少しの油断が大きな事故を招きますからね。
LCC全体に言えるのは人材不足がどうしても取りざたされます。
機体整備を有資格者でなければできない個所を、
無資格整備士に任せていたなども、ジェットスターとエアアジアでも発覚しています。
確実に導入された機体数に対しての整備士の絶対数が不足している事が明白な事実です。
国土交通省から文書で厳重注意を受けています。
厳重注意をしていても基本は無視に近い状態でしょうから、
この体質から改めなければなりません。
ジェットスターは2016年の売上額が550億円もあるのですが、
純利益がほぼ無い状態です。
借金返済にめどが経ってくれば、ある程度人材不足の解消や業務改善にも手が回るでしょうから、
機体整備での不備が少なくなるとは思います。
LCCは格安なだけに安全まで格安にする必要はないと思うのですけどね。
まとめ
ジェットスターについて紹介してきました。
LCCでもカンタス航空と日本航空が親会社だけにハブ空港も国際空港になっています。
確かに世界の空を飛びまわっているジェットスターグループですが、
利用料金が安くても安全だけは高いレベルにいてもらいたいものです。
誰もが安心してLCCを使える日が来るのか?かなり不安です。
大手が親会社だから整備やサービスも大丈夫だろうと思ってはいけないのです。
スカイマークのように成果主義の悪い所をジェットスターがマネをしなければ良いのですけどね。